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Mommy/マミーのNoveのレビュー・感想・評価

Mommy/マミー(2014年製作の映画)
3.8
母親はいつでも子どもを愛し続けている。
周りにどんな批難をされようと、子どもを養護し育ててきた。
架空の法律が可決されたことによって、発達障害児を持つ親は、貧困や精神的、身体的な危機に陥った時には、無条件で施設に子どもを入れることができるようになる。
この時点で、親は養育を放棄し、育児を辞めることになる。
明るい未来を描くために、どちらの選択を選ぶのか。
母親であるが、生活し生きていかなければならない。
現実を突きつけられた時に、ある日、糸が切れることもある。
あともう少し頑張れば、未来が変わっていたかもしれないし、破滅していたかもしれない。
美談でも綺麗ごとでもなく、今の現実を直視した時に、母親の選んだ行動は正しかったのか。
それは、本人にしか分からないが、せつかく分かち合える人が出来たのに、現実は厳し過ぎる。
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