両親を亡くした少年が空から降りてきた謎の爺さんに導かれ「the far away land (彼方の地?遥かなる地?)」で王となり悪を倒す冒険に出る、というファンタジーアドベンチャー。
児童文学っぽい話だったな、と思ったら「長くつしたのピッピ」「ロッタちゃん」のアストリッド・リンドグレーン原作らしい。なるほどねー。
空から爺さん降りてくる時点ではちょっとおかしくて笑ったんだけど、よくできたファンタジーでしかも100分以内にまとまってて、これは子供も見やすいだろうな。
現実では親友のユンユンがあちらの地では忠実な守護天使的な友、ボッセという名前だった主人公はミオと呼ばれ選ばれし王になってる。
二人が仲睦まじく馬に乗りキャッキャしてる姿はやっぱりまだ子供、かわいいなぁと思うのだけど、悪を倒すべく無謀な冒険に出てからは二人とも意外としっかりしててたくましい。
どんな結末を迎えるのか予想はだいたいつくものの、あそこでまとめて終わったのはよかったかな。
なんとなくもっと引っ張って○○オチなんじゃないかと感じていて、それはちょっと子供向けとしては酷だな…と思っていたので。良き終わり方でよかった。
「太陽の帝国」前のクリスチャン・ベイルが親友ユンユン役。ミオ役の子も可愛いのだけど、二人ならぶとやはりベイル少年の可愛さのほうが印象的。