Dumbo

パンとスープとネコ日和のDumboのレビュー・感想・評価

パンとスープとネコ日和(2013年製作の映画)
3.8
群よう子さんの小説が原作のドラマ。
昔、群よう子さんの小説をよく読んだなぁと懐かしく思いました。

辛くない、穏やかな作品が観たくて。

映画のカテゴリーにあったので映画かと思ったら、
何話かに分かれているし、これはドラマですよね⁇


小林聡美、もたいまさこ、光石さん(しかもウクレレ弾いてる笑)…
このキャストなので、

荻上直子監督かと思ったら違いました。
でも雰囲気似てるし、調べてみたら、
松本佳奈監督は荻上監督の『めがね』のメイキング映像を作ったことから映画を手がけるようになったそうで…
弟子みたいなものなんですかね…?
まさに荻上ワールドで、作品の世界観が本当によく似てました。

いわゆる、“何も起こらない系”です。

何も起こらないんですが、
人間は誰でも、
人から見たら何もないように見えても、
生きている限り、
みんなそれぞれ“何か”あるんですね。

ここに出てくる人たちも、みんなそれぞれ“何か”ある…




小林聡美がお料理を作ってると何でも美味しそうに見えますね。
サンドイッチもスープもとっても美味しそうでした。
あと、もたいさんのオムライスと喫茶店ナポリタンも!
他にもいろんなお料理が出てきてどれも美味しそうでお腹が空きました😅

小林聡美って、不思議な女優さんだと思います。
ニコニコしてるわけでもなく、
淡々としていて、一見無愛想なんだけど、
何か穏やかな作品にしてしまう人ですね。

そして今作のもたいまさこは
一見嫌な人だけど、誰よりも人のことを想っている人。


家族でもない人たちが、ゆるーく繋がっている不思議。

明らかにされてはいないけど、
あのお坊さんって多分…ですよね?
(観た方はなんとなく何が言いたいか分かっていただけますよね?)


このタイトルなので、もちろんネコも出てきますよ🐈
自分探しに出かけたタロウくん、
無事に自分探しは出来たのかな?笑


大貫妙子の主題歌もよかった。

最後にインド映画みたいに踊るのは謎でしたが…笑



私も、今まで真面目に生きすぎました。
人生の転機って、きっと誰にでもあると思うんです。
これを観て、そんなことを考えました。


私もちょっと不良にならないとな…
って思いました。
遅れてきた不良に!
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