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いま、輝くときにのsumiccoのレビュー・感想・評価

いま、輝くときに(2013年製作の映画)
3.8
高校生の
すごく微妙で不安定な
恋と性。

そして
親との関係を
主観から客観で捉えていく過程の
期待と失望。

本当にくだらないことは
いつまで経っても許せなかったりするのに
許すべきじゃない大きなことを
なにかに怯むように許してしまう自分に
ものすごく腹が立つのは
年齢に関わらず
成長の大きな特徴だと思うんです。

曲がったことは
きっと誰だって嫌い。
だからこそ
曲がったことをする自分が意味不明で。

自分の存在価値を見失う日が
唐突にやってくるんですよねえ。

そんな自分のことを
誰かが愛するなんて間違っているとすら。


大人になると本当に
すべての若者に声をかけたくなります。
「大丈夫、なんとかなる」

そう言われても
信じられなかった過去の自分が
信じてもらえない今の自分を
嘲笑いもするんですけど(笑)

それでもやっぱり
励ます大人でいることが
無力でもあり、きっと不可欠。
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