観るか観ないか分からんけど一応お湯が・湧いてTEAの新作に向けての予習くらいのつもりで観たのだがしっかり号泣した、私とてかつては青春の全てをウィニングイレブンに捧げたことを忘れていた。オランダ人監督が登山の際に見せる白人至上主義的態度がなんだか鼻につくなぁと思ったが、いい様に捉えればこのチームに何より必要だったのはその様な勝者のメンタリティであった事がよく分かる、森保に足らないのもそこなのでは…。一般的にはトランス女性と呼称される選手もここでは男女両方の魂を持つ第3の性として当たり前に尊重される、宗教的価値観より文化的価値観が圧倒的に強力な風土性。なんせ後半の予選3試合がもう仕込みか？ってくらい展開が出来すぎている。日本代表が侍ならば彼らとてまた戦士、フィジカルはそもそも屈強なのだからここに戦術とメンタリティが乗っかってくれば将来的には大きい可能性があるんだろうなと思った。勝利の再生産に向けての大きな第一歩だしケアの物語でもある。
