YellTao

闇のあとの光のYellTaoのレビュー・感想・評価

闇のあとの光(2012年製作の映画)
4.0
ママもパパも、犬も牛も月も家も… すべてが固有名詞だけで、ただただ存在していた純真無垢な頃。
それそのものに概念があると知った時、大人からもたらされる悪徳や、成長と共に鮮明になる夢見は、安全圏に侵入する赤いヤツと同等の…

メキシコの歴史は知らず、そこを意味するところは読み取れなかったけれど、侵略と伝統という略図なら私にとっても身近なもの。
そしてマチスモ的な作品ではあったけど、過ごした幼少期の感覚にも憶えがある。
だからこそ必要以上に、新婚旅行のサウナシーンに見る、悠久に続いてきた命の営みに組み込まれる女性の不安や歓びにはまだまだ遠く、私では不相応な気がしているし、とてつもなく恐怖だ。

したたかなライフステージ…
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