菩薩

7月14日の娘の菩薩のレビュー・感想・評価

7月14日の娘(2013年製作の映画)
3.9
もし岡本喜八がフランスでロードムービーを撮ったら…シリーズ。執拗なまでに小ボケ小ボケのマシンガン状態、普通にコント職人としてKOC準決勝まではいける実力を感じる。財政危機に端を発したバカンスの短縮、こうなりゃヤケだとアナーキーに荒れ狂う若者達がいる中で、主人公の青年はひたすらマイヴィーナスの影を追い続ける。これは全世界的に言える事だと思うが、金無い金無い言っときながら結構な軍事費はおかけになられるんですねぇ…なんて当たり前の批判精神は持っとかなきゃいけないし、日本もこれくらい首長や社会情勢をコケにするコメディをいい加減作るべき。とまぁ難しいことはさておいて、バンバン人が死ぬし、無駄におっぱいポロリは多いし大満足の90分、たとえ煙に巻かれても、僕等は再び出会えるね、だってこの恋は運命なのだから!なんて落とし方も憎い。若者よ、大志を抱け、そして大海原に漕ぎだすのだ、てめぇらのケツはてめぇらで拭けと、場内の糞爺を横目に心底思う(注意してくれた女性の方ありがとうございました)。
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