やまるり

ソロモンの偽証 後篇・裁判のやまるりのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

真実や正直であることを追い求める柏木が主人公や周りの人を看破し、心情的に追い詰めるシーンは観ていて胸が痛かった。誰にだって隠したい感情はあり、それを自分のエゴで暴いていく柏木に嫌悪感を抱く私はやはり隠したい感情をどこかに持っているということだろう。こんな風に強くトラウマのようなものを残すキャラクターが他にもあったな、と思い出したら、この原作の作者の書く模倣犯という本のキャラクターだった。やはり宮部みゆきはすごい。
やまるり

やまるり