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フライト・ゲームのtoriten45のレビュー・感想・評価

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)
3.5
ヒッチコック的なハラハラが感じられるジャウマ・コレット=セラ監督による巻き込まれ型サスペンスです。“巻き込まれるリーアム・ニーソン”3作で、『アンノウン』('11)、『トレイン・ミッション』('18)、の間に公開された2番目の作品。3作どれもノンストップなハラハラを味わうことができ、続編ではないのでどれから見始めても大丈夫そう。

今回は旅客飛行機の中。リーアム・ニーソンはスカイマーシャルとして搭乗し、見えない犯人から脅迫を受け、次々と犠牲者が出て、逆に彼自身が殺人犯として疑われる。いったい真犯人はこの中の誰なんだー、を追っていく話。

911以降、警護強化のためにスカイマーシャル要員も急増したのだそう。旅客機の中で唯一合法的に武装できる職業をストーリーにうまく取り込んでいて面白かったです。

畳み掛けるような展開の連続なので粗とか不自然な事は気になりませんでした。乗客を助けるために動いているのに周りには分かってもらえず、むしろ疑われてハラハラ。そんなリーアム・ニーソンも、乗客や客室乗務員を直ぐに犯人扱いしたり逆に簡単に信用したりとせわしない……。

通勤電車で読むサスペンスもの小説みたいに、暇な時間潰すのにもってこいの一品かな。
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