【あるある(僕だけ?)】
アントワーヌ・ドワネルの物語の2番目で短編。
これが、なんか、あるあるな感じがするのだ。
現代では、一つ間違えばストーカー行為だし、コレットの両親は、脇が甘いと云うか、心が広いと云うか、笑ってしまう。
僕は、付き合ってもいないのに大きな勘違いをして、好きな子のお向かいに越すなんて行為に及んだことはないが、気になる女の子の前で、なんでもないのに躓(つまず)いたり演技をして、彼女の気を引こうとしたことはある。
だいたい、男子なんていうものは、そんな程度なのだ。
そんなことを思い出させる作品で、ちょっと気恥ずかしくもなるが、やっぱり楽しい笑
トリュフォーは、ヴィクトル・ユーゴーの娘アデルの物語を映画化するが、コレットの父親が、アントワーヌのバルザック好きに対して、バルザックの友人でもあるユーゴーについて話す場面が、ここにあったんだと改めて確認出来たのも良かった。