ワンコ

アントワーヌとコレット/二十歳の恋のワンコのレビュー・感想・評価

4.0
【あるある(僕だけ?)】

アントワーヌ・ドワネルの物語の2番目で短編。

これが、なんか、あるあるな感じがするのだ。

現代では、一つ間違えばストーカー行為だし、コレットの両親は、脇が甘いと云うか、心が広いと云うか、笑ってしまう。

僕は、付き合ってもいないのに大きな勘違いをして、好きな子のお向かいに越すなんて行為に及んだことはないが、気になる女の子の前で、なんでもないのに躓(つまず)いたり演技をして、彼女の気を引こうとしたことはある。

だいたい、男子なんていうものは、そんな程度なのだ。

そんなことを思い出させる作品で、ちょっと気恥ずかしくもなるが、やっぱり楽しい笑

トリュフォーは、ヴィクトル・ユーゴーの娘アデルの物語を映画化するが、コレットの父親が、アントワーヌのバルザック好きに対して、バルザックの友人でもあるユーゴーについて話す場面が、ここにあったんだと改めて確認出来たのも良かった。
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