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天才スピヴェットのkazu1961のレビュー・感想・評価

天才スピヴェット(2013年製作の映画)
3.8
▪️JPTitle :「天才スピヴェット」
ORTitle:「L'extravagant voyage du jeune et prodigieux T.S. Spivet」
▪️First Release Year : 2013
▪️JP Release Date : 2014/11/15
▪️Production Country : フランス・カナダ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-055
🕰Running Time : 105分
▪️Director : ジャン=ピエール・ジュネ
▪️Writer : ジャン=ピエール・ジュネ、ギョーム・ローラン
▪️MusicD : デニス・サナコア
▪️Cast : カイル・キャトレット、ヘレナ・ボナム=カーター、ジュディ・デイヴィス、カラム・キース・レニー、ニーアム・ウィルソン、ドミニク・ピノン
▪️Review
ラストはうるっときましたね!!双子の弟を亡くした家族のちょっと変わった再生の物語。心温まる作品です。
『アメリ』で有名なジャン=ピエール・ジュネ監督作品で、本作では3Dにもトライアル、極彩色を使った立体を意識した映像は美しいですね。
家族の心に空いた穴を埋めるため、10歳の天才少年が企んだ“壮大な家出"が巻き起こす感動の物語。ある意味ロードムービーの要素も含んではいるのですが、主人公が10歳の天才少年であるというストーリー展開が奇抜で面白いです。道々で出会う人、風景、生き物、その全てを観察し数値化、論理化してしまう、主人公である少年の創造力や発想力を具現化した、ジュネ監督ならではのビジュアルにも目を奪われます。そして主人公を演じるカイル・キャトレットの熱演は見もの。母親役のヘレナ・ボナム=カーターをはじめ、個性派キャストが脇を固めています。
でもやはり一番の見どころは、喪失を超えて再生しようとしているスピヴェット一家の姿ですよね。

物語は。。。
モンタナの牧場で暮らす10歳のスピヴェットは、生まれついての天才。ある日、彼に対して、スミソニア学術協会から最も優れた発明に贈られるベアード賞受賞の知らせが届きます。初めて認められる喜びを知ったスピヴェットは、ワシントンDCで開かれる授賞式に出席するべく、家出を決意するのですが。。。

▪️Overview (映画. comより)
「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督が自身初の3D映画として、ラルフ・ラーセンの冒険小説「T・S・スピヴェット君 傑作集」(早川書房刊)を映画化。気持ちがバラバラになってしまった家族を元に戻そうと奮闘する、天才少年の葛藤や成長を描いた。米モンタナに暮らす10歳の少年スピヴェットは、天才的な頭脳の持ち主。しかし、時代遅れなカウボーイの父と昆虫の研究に夢中な母、アイドルになりたい姉という家族に、その才能を理解してもらえない。さらに弟が突然死んでしまったことで、家族は皆、心にぽっかりと穴が開いていた。そんなある日、スミソニアン学術協会から権威ある科学賞がスピヴェットに授与されることになる。家族に内緒で家出をし、数々の困難を乗り越えて授賞式に出席したスピヴェットは、受賞スピーチである重大な真実を明かそうとするが……。
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