このレビューはネタバレを含みます
可愛らしい見た目のベイマックスとヒロのハートフルドラマかと思いきや、結構ゴリゴリのアメコミ風ロボットアクション映画だった。
ケアロボットとして作られたベイマックスと復讐に囚われるヒロ、お兄さんの制作時の想いを知り仲間と協力して敵を捕える、というザ・王道展開のラッシュ。
王道すぎて途中で展開が読めてしまうけどアクションシーンも派手で登場人物(主に兄の同級生たち)のキャラも良くて楽しめた。
教授が黒幕というか最終ヴィランになるのが登場してすぐ分かってしまってそこまで感動が無かったのが少し残念。
一応過去の事故で娘を失ったことで〜みたいな背景があったけど、ヒロの兄を見殺しにして人の研究を奪って復讐するのはイマイチよく分からなかった。
普通に告発なりすればいいし武力行使にしろ別に武装してない人間相手だからどうとでもなったんじゃないか。
個人的にはもっとベイマックスのロボットアクションが観たかったという気持ち。
展開の目新しさがない分、ベイマックスのこれまでのロボット像とは違う見た目を活かした描写が多ければ良かったかもしれない。
