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花と蛇 ZEROのyaaaのレビュー・感想・評価

花と蛇 ZERO(2014年製作の映画)
4.0
うむ。なかなか楽しめる。
ただし、寛容な人にかぎる。

エクスプロイテーション映画(簡単に言えばロジャー・コーマンな映画)
として観れば最高ではないか。

恍惚の表情を浮かべて責められる女性の動画を発信する闇サイトというエロを軸に、潜入捜査する堅物女刑事、闇サイトに触発されてトップギアをいれる人妻、出演する女性のオールドボーイパクリ話が展開する。

容疑者皆殺しの突入劇に始まり、エスカレートしていく変態プレイ、最後は女体のシルクドゥソレイユまである。
マジメにふざけた映画を創っているところに好感が持てる。
そんなことありえねーよという展開に目くじら立てず、オーバーな表現もサービス精神としてとらえ、脇の菅原大吉、津田寛治、榊英雄
の充実した盛り上げを受け入れれば、ひょっとしたら園子温の「恋の罪」よりいいんじゃないの。
もちろんエロいとこはそれなりにエロい。
良識派に怒られてナンボという感じがみえて清清しい。

「花と蛇」というタイトルからの古臭さとおっさん臭に謙遜しがちだが、橋本一監督には「ヘンタイはBARにいる」と改題してもらって続けてほしいと思う。

ディズニーと一緒で荒唐無稽な男のファンタジーですよ。
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