kazu1961

アメリカ交響楽のkazu1961のレビュー・感想・評価

アメリカ交響楽(1945年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-082 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋20世紀の最も偉大なアメリカの作曲家と言われるジョージ・ガーシュウィン。ジャズとクラシックを融合し、華やかなアメリカン・ミュージックを創り上げました。そんな音楽を愛し、命の限り情熱を注いだジョージ・ガーシュインの生涯を描いた伝記的作品です。

🖋ストーリー的にはやや単調で長尺のところもあるのですが(ガーシュウィンの半生を描いているので仕方ないですね)、それを補って余りあるガーシュウィンの名曲の数々、最初から最後まで、彼の生み出した音楽が全編を埋め尽くしいるので聴き入ってしまう、そんな作品です。

🖋『ラプソディ・イン・ブルー』、『スワニー』、『巴里のアメリカ人』、『ポギーとベス』。。。ほとんど聞いたことのある音楽に酔いしれるBGMのような作品。とても聞き応えがある作品です。

🖋天才的にピアノを操る主人公ガーシュウィンをロバート・アルダが熱演してる他、見どころとなるのは音楽界を取り巻く大物達が自身の名前で特別出演しているところ。「ジャズ王」ポール・ホワイトマン、人気歌手アル・ジョルソン、黒人歌手ヘイズル・スカット、ピアニスト兼俳優のオスカー・レヴァント、芸能界の大立者ジョージ・ホワイトなど当時の大物達を観れるのは凄い!!

🖋エンディングの演奏会の余韻を残すカメラワーク、とても素敵です!!

😌Story:(参考:Amazon)
ニューヨークのレミック楽譜出版社にある日ジョージ・ガーシュインという若者がピアノ弾きとして雇われてきた。彼の仕事は朝から晩までこの店の楽譜をお客に弾いてきかせることだった。まもなく彼の作曲した「スワニイ」はブロードウェイの人気者アル・ジョルソンに認められ、ジョルソンの「シンバッド」で唄われたこの曲は作曲家ガーシュインの名とともにたちまち全米を風靡した。レミックの店で知り合った歌手ジュリイも彼の「本当に素晴らしい」を唄って人気をたかめ二人の間は急速に親しさを増していった。やがて彼に注目したボール・ホワイトマンは、ジャズ交響楽の作曲を依頼した。彼は3週間を費やしてひとつの曲を作り上げた。ついにアメリカ音楽史に1頁を画する記念すべき日が訪れた。1924年2月12日、不朽の傑作「ラプソディ・イン・ブルー」の演奏が終わったときエオリアン・ホールを埋めつくした聴衆の拍手と歓呼は場内をゆるがせた。

🔸Database🔸
・邦題 :『アメリカ交響楽』
・原題 :『Rhapsody in Blue』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1945
・日本公開 : 1947/03/25
・上映時間 : 130分
・受賞 : ※※※
・監督 : アーヴィング・ラパーブ
・脚本 : ハワード・コッチ、エリオット・ポール、クリフォード・オデッツ
・原作 : ソニア・レヴィン
・撮影 : ソル・ポリト
・音楽 : ジョージ・ガーシュウィン、マックス・スタイナー、レイ・ハインドーフ
・出演 : ロバート・アルダ、ジョーン・レスリー、アルバート・バッサーマン、アレクシス・スミス、ジュリー・ビショップ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「ステイト・フェア」「バッド・ガール」等の脚色者ソニア・レヴィーンの原作を小説家ハワード・コッホとエリオット・ポウルの二人が脚色し、「小麦は緑」「情熱の航路」のアーヴィング・ラバーが監督したアメリカン・ジャズの作曲家ジョージ・ガーシュインの伝記映画。撮影は「ゴールド・ディガース」「フットライト・パレード」のソル・ポリートが担当した。主演者はいずれもわが国に初めて紹介される新進であるが、「ジャズ王」ポール・ホワイトマン、人気歌手アル・ジョルソン、黒人歌手ヘイズル・スカット、ピアニスト兼俳優のオスカー・レヴァント、芸能界の大立者ジョージ・ホワイトらがそれぞれ自分自身の役で特別出演している。1945年度製作。
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