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ダブルベッドのRenkonのレビュー・感想・評価

ダブルベッド(1983年製作の映画)
3.7
妻あるいは亭主あるものが浮気をするとき、男の場合は家庭を壊さない程度に抑え、女は家庭を顧みず新たな男に溺れてしまう。なんて、どこかで聞いた事がある話だが、本作ではそんな欲望に溺れてしまう妻の姿が描かれている。

兎にも角にも大谷直子がエロい!!
これだけでも本作を観る意義は大きい。ツィゴイネルのときから気づいてたけど、めちゃくちゃタイプだぞ直子!!
あとツィゴイネルといえば、BARで猥談するアベックが吉行和子と鈴木清順だった。

男と女の関係性を"察する"瞬間が描かれる映画(同監督の「エロスの誘惑」とか)が僕は大好物なのだが、今作では男の服を女が着ていることによって察するシーンがあって、やっぱパキさん最高だなと思った。
ちょいちょい新人女優(高橋ひとみ)が映画撮影しているシーンが挟まれていたが、なかなかどっこい実社会での男と女の出来事の方がよっぽどドエロい業が渦巻いているんだよと対比しているようだった。

「朝昼晩、人妻と四十八手づくしだぜ」
男ならいつかは言ってみたいセリフだ。

(@新文芸座/2015.9.29)
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