1回、公開年に観て大絶賛&大好きアクション映画として心に刻まれてる作品が何気なくつけたBS2で放映されてて、全く色褪せてない格好良さとキャラクターの魅力に酔いしれてしまった。
これ、砂塵以外の殆どのカーアクション、
あの数々の車爆発もCGでなく、人力だそうだ。
凄いなぁ、
スタントマンの方々の命をかけた芸術。
アナログアクション芸術の最高峰とも言うべきあの画面。
と共にまだ#Me To o運動もなく、セクハラ摘発も全然盛んではなかった2000
年代に、これほど女性に対する公正平等な理念を掲げたシナリオを完成させていた
ジョージ・ミラー監督、ブレンダン・マッカーシー氏、ニコ・ラサウリス氏
を尊敬せずにいられない。
アカデミー作品賞にまでノミネートされてしまったのも、
このアクション芸術の大洪水の隙間にこの人間讃歌が覗けるからなのだろうと思う。
ラストの大団円シーン、
歓喜する人々から一人離れて去っていくマックスとそれを黙って見送るフュリオサ。
これも、
甘ったるい仲間意識を否定し、真の絆で結ばれた友情を象徴していて、
人間ドラマを感じられる名ラストシーンだったと思う。
オン年76歳のジョージ・ミラー監督にはいつまでもこの情熱とセンスを失わずに
『フュリオサ』、『ウエイストランド』
で又、(セロン姐さんではないけれど)カッコいい若戦士のフュリオサとセクシーなトムハに痺れさせて欲しい。
