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プールサイド・デイズのkazu1961のレビュー・感想・評価

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)
3.8
▪️Title : 「プールサイド・デイズ」
Original Title :「The Way Way Back」
▪️First Release Year:2013
▪️JP Release Date :2014/06/04
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-496 再鑑賞
🕰Running Time:103分
▪️My Review
マイナーだけとなかなかの良作!!
監督は『ファミリー・ツリー』でアカデミー賞脚色賞を獲得した脚本家コンビ、ナット・ファクソンとジム・ラッシュが初監督、『(500)日のサマー』『リトル・ミス・サンシャイン』などを送り出してきたフォックス・サーチライト製作、そして『(500)日のサマー』の音楽スタッフのおしゃれで美しい音楽が物語を彩っているナイススタッフの作品ですからね!
日本では「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2014」の中の一作として2014年6月に限定公開されたんですね。なのでマイナー。
内容は、やる気ゼロ、社交性ゼロ、友達ゼロの少年が出会ったのは、プールで働く超テキトー男と、水着美女と、ちょっとクレイジーな仲間たち。そしてその出会いで、その少年は明るく変化していきます。ひと夏の忘れられない友情と恋を描く青春ムービーです。思春期と家族をテーマにしながらも、良く出来た脚本と素晴しいキャストにより、爽やかで心暖まるコメディに仕上がっています。
そのキャスト、リアム・ジェームズが、14歳の根暗の少年ダンカンを良く演じています。前屈みですたすたと歩く姿が何とも言えません。その母を演じるトニ・コレット、母の恋人を演じるスティーヴ・カレル、ダンカンの相手をするオーウェンを演じるサム・ロックウェル、いずれも非の打ち所がありません。実力派俳優とフレッシュなキャストのコンビネーションが良いですね。
印象的なシーンがオープニングから。車でトレントの別荘に向かうシーン。母親パムと母親の恋人トレントの娘は寝ている。ダンカンは最後部座席に座っている。車の進行方向とは逆向きに。。。
本作の原題は「The Way Way Back」。way backとは「ずっと後ろ」という意味です。正にダンカンのこの状態を表しているのが分かる見事なオープニングです。
そんな傷心のダンカンの心の救いになるのが、近くのウォーター・パークで働く人たちでした。ちょっとしたアミューズメント・パークです。サム・ロックウェル扮するオーウェンや、マーヤ・ルドルフ扮するケイトリンが、年の離れた兄貴分、姉貴分のようにダンカンの相手をしてくれるうちに、ダンカンはだんだんと明るくなっていきます。14歳というと微妙な年頃ですが、ウォーター・パークで働く人たちが、大人になりかけたダンカンの相手をしてくれるというのは、とてもいい話です。
そして、オープニングからのエンディングよ素敵ですね!

物語は。。。
母の彼氏の別荘へ旅行することになった、ネクラな少年ダンカン。夏の開放的な雰囲気になじめず、旅先でも一人行動をする彼は、ふと立ち寄ったウォーターパークで、プールで働くテキトー男とちょっと変わった人々と出会います。楽しい時間を過ごすうちに彼らに心を開くようになり、さらに素敵な女の子とも仲良くなって人生最高の夏を送る彼でしたが、それを打ち砕く事件が起こります。。。

多感な子供の素敵な成長の物語、素晴らしいスタッフとキャストで製作された良作です!!

▪️Overview
アレクサンダー・ペイン監督の「ファミリー・ツリー」でペインとともに脚本を手がけ、アカデミー脚色賞を受賞したナット・ファクソンとジム・ラッシュが初監督。冴えない内気な少年が、母親の新しい恋人とウォーターランドで過ごしたひと夏を描いた青春ドラマ。「(500)日のサマー」「リトル・ミス・サンシャイン」などを送り出してきたフォックス・サーチライト製作。主人公の少年ダンカン役は、映画「2012」やテレビシリーズ「THE KILLING 闇に眠る美少女」に出演したリアム・ジェームズ。(引用:映画. com)

出演は、スティーヴ・カレル、トニ・コレット、アリソン・ジャネイ、アナソフィア・ロブ、サム・ロックウェル、マーヤ・ルドルフ、リアム・ジェームズ、ロブ・コードリー、アマンダ・ピート。
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