プールサイド・デイズのコウのレビュー・感想・評価

「ファミリー・ツリー」でアレクサンダー・ペインと組んでいたナット・ファクソンとジム・ラッシュによる脚本・監督作。

「あの頃ペニー・レインと」「アドベンチャーランドへようこそ」あたりが好きなら好みだと思う。今作も少年目線での話が綴られるが、どうしようもなく魅力的なのは、サム・ロックウェル演じる簡単に少年の心情に寄り添えてしまう「弱さ」をもった人間だ。少年の成長譚が終わりを告げてもなお、続いていていくであろう「不滅」のウォーターパークの余韻が切なかった。