NAO141

イコライザーのNAO141のレビュー・感想・評価

イコライザー(2014年製作の映画)
3.6
〈悪・即・斬〉
(まぁ、斬ってはいないのだけど笑)

デンゼル・ワシントン主演のアクション映画。監督は『トレーニング・デイ』『マグニフィセント・セブン』等でデンゼル・ワシントンとタッグを組んだアントワーン・フークア。主人公の無敵っぷりが凄い作品で、リーアム・ニーソン主演の『96時間』シリーズにも似通うけれど、あちらが割りと激しめな〈動的〉な印象を受けるのに対し、こちらは堅実で〈静的〉な職人気質感がある。まさに〈必殺仕事人〉!!

『イコライザー』の最大の魅力、それはなんといっても主人公ロバート・マッコールのキャラクター性かな。ホームセンターで働くおっちゃん。職場では笑顔を絶やさず、同僚の悩みにも耳を傾ける頼れるおっちゃん。プライベートでは孤独で生活ぶりも質素なおっちゃん。しかし実は元CIAエージェントにして、世に蔓延る不正を消去する正義のおっちゃん。ギャップが凄まじく、死にかけた相手の傍らに座り、「お前はたった9,800ドルのために死ぬんだ」と相手が死に逝く様を無表情で確認するほど冷酷で冷徹。普段と仕事をしている時のギャップ。この〈実は強い〉という設定が面白いよね!

勤務場がホームセンターであるため、商品棚に並んでいる工具の(素晴らしい?)別の使い方も熟知しているおっちゃん。電動ドリル、釘、有刺鉄線、この宝の山?強力な武器の格納庫?に攻め込んで来た敵には合掌しかない…笑。

ハンマー片手にどこかに行ったおっちゃん。戻って来た時にはハンマーに血が付いていた。そのハンマーをきれいに拭いて、そのハンマーを棚に戻したおっちゃん…苦笑。さすがに誰もが「おいおい…」と思ったに違いない笑。
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