ヒデ

ローン・サバイバーのヒデのレビュー・感想・評価

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)
3.8
「危険性の排除だ。こいつらを解放すればシャーは逃亡し、任務は失敗する」
「絶対にダメだ。こいつらを殺す気か?」

米国ネイビー・シールズ史上最悪の惨劇となったアフガニスタンでの"レッド・ウィング作戦"。200人を超すタリバンに囲まれ、1人だけ生き残ったマーカス・ラトレルと、その仲間たちを描いた物語。

最初は余裕綽々の感じかと思いきや、作戦拠点でヤギ飼いの民間人と遭遇してしまい、彼らを逃がす決断をしたことで地獄が始まる。

戦闘シーンは壮絶そのもので、銃撃戦の迫力、銃槍のエグさ、崖からダイブするシーンの危機一髪感などとにかくリアル。(それぞれがあんなにカッコいい最期だったかは分からないけど)

救援機が助けに来たシーンと、川で隠れてたところを見つかってしまって手榴弾で威嚇するシーンが印象的だった。


以下、セリフメモ。


「1800時、"レッド・ウィング作戦"決行だ。目的はアフマド・シャーの補足または殺害。悪党だ。タリバン指導者で、アフガン東部での海兵隊員の殺害を指揮した」

「目立つ特徴としてシャーには耳たぶがない」

「呪われた作戦だな」
「呪いなんかじゃない。アフガンが悪いのさ」

「クソッ!最悪の通信状況だ」

「ヤギを焼き、煙で合図か…」

「このヤギ飼いたちを解放すれば、200人の仲間に通報される。200人の追手がやってくる」

「決定だ。この作戦は危険に晒された。彼らを解放し、頂上へと移動。救援を要請する」

(銃の照準を向けながら)「マイク。タイムカードを押すぜ」

「急げ!落下だ!」

「(崖上に置いてけぼりになった)ダニーを連れてきて奴らを皆殺しにしてやる。いいな?」

「マーカス。"決して戦いから逃げない"」

「待て!アパッチの掩護なしに飛ぶな!帰投を待て!」
「信じらんねぇ!」

「もし俺が死んだらシンディに愛してると伝えて欲しい。俺は"兄弟たち"と誇りを持って死んだと」

「メーデー!ブルーノ64(QRFの救援機)が被弾した!危険すぎる。離脱する!」

「なぜ俺を助ける?なぜだ?お前は信用できるのか?」

「クソが!早く殺しやがれ!」
「アメリカ人め!貴様の首をアメリカへ送ってやる!」

「なぜ俺を救う?」
「タリバンクソ喰らえ」

「待ってくれ!ありがとう…!感謝する!」

≪勇敢な男たちは戦って死んだ。俺もあの山で死んだ。間違いなく、俺の一部は兄弟たちと共にあの山で死んだ。そして俺の一部は兄弟たちによって生かされた。決して戦いから逃げない≫

≪2000年続くパシュトゥーンの掟で、敵から逃げる者は何があろうと守り抜けと語り継がれてきた。勇敢な村人たちは、今日もアフガンの険しい山々でタリバンと戦っている≫
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