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スター・ウォーズ/フォースの覚醒のRのレビュー・感想・評価

5.0
TOHOシネマズ流山おおたかの森で友人5人と鑑賞。


※ネタバレしてます
想いが溢れて長文すんません


遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。

エンドアの戦いから20年後、ルークが姿を消した現代。帝国軍の残党により結成された「ファースト・オーダー」が銀河に脅威をもたらしていた。対する元革命軍将軍レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)は「レジスタンス」を結成、ファースト・オーダーに立ち向かい、同時にルークを探していた…
ルークがいるとされる場所の地図を入手したレジスタンスのエースパイロット、ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)はファースト・オーダーに攻撃される最中、その地図をドロイド、BB-8に託す。辛くも逃げ出したBB-8が出会ったのは廃品をサルベージして生計を立てるレイ(デイジー・リドリー)であった。


※内容をネタバレしてます。


いや〜、遂に見ました!!エピソードⅦ!!

そして…最高!!


お決まりのタイトルロールの後で遂に始まるんだけど、ちゃんと現代版スターウォーズになってるし、冒頭の掴みもバッチリ!


公開から若干空いた分、いい評判を聞いてたんだけど、これ程とはなー。

こうして見て、比較するとエピソードⅠがなんで評判悪かったのか、なんとなく分かる気がするなぁ。


今回、何と言っても新しい登場人物がちゃんとキャラクターとして感情移入できるし、魅力的!!

まず、今回の実質的主人公レイ!
初の女性主人公なんだけどサルベージの生活から徐々にフォースやジェダイなどの伝説に触れ、自身の出生について知っていく様がちゃんと主人公らしい。

キャラクターとしてもメカニック、パイロットとしても才覚があって、尚且つ自分の意志をしっかり持って仲間を導き、行動に移していてイイ!!とってもイイ!ちゃんと主人公として応援したくなるもんなぁ。

最近のアナ雪含め、今回もディズニーか関わってる分、女性が魅力的に描かれてるなあ。

あと、登場シーンでの顔を覆ってる感じとか乗り物に乗ってるところとかなんかナウシカっぽい!!

次は、今回の実質的男主人公フィン(ジョン・ボイエガ「アタック・ザ・ブロック」主人公)!初めは誰や!って感じなんだけど、徐々に渦中に巻き込まれていく中で、どんどんこのフィンというキャラクターが好きになっていく。

多分、このキャラクターが好きになるのはこのキャラが一番何も持ってないボンクラで、一番映画を見ている観客に近い視点を持ってるからなんだろうなあ。

あと、スキンシップ多めで人懐こい感じも好感度たかいよねぇ。ポーとすぐ仲良くなってたし笑

対する敵のファースト・オーダーにはダースベイダーに心酔し、十字のライトセーバーを使うカイロ・レン(アダム・ドライバー)!

個人的にはこいつが一番好きになった。出てくるシーンがいちいちエモーショナルで格好良いし、適度に厨二病くさくて、ベイダーっぽいマスク、十字のライトセーバーの格好良さに惚れ惚れする。

あと、個人的にマスクとった姿がすげぇ友達に似てるのも親近感感じる笑

ただ、ベイダー程のカリスマ性もなく、ちょっとしたことでガンギレして機械を壊すのとか、人間的に小物臭い感じもイイ!まだ、発展途上なんだろうなぁ。

この足掻く感じがある意味主人公くさくて、多分レイと出生を含めて隠と陽の対なる関係になってるんじゃないかな。


と主要3キャラがキャラ立ちまくりでそれでいてそれぞれが物語が進むにつれてどんどん好きになる!

もうこの時点で8割がスターウォーズ・サーガを作り出す上で成功だよね!

旧作キャラもどんどん出てくるんだけど、あのキャラや!!つて感じで出てくると一々嬉しい!その度にサプライズと旧作ファンも嬉しい演出込みで加速度的に引き込まれる。

その中でも、今回1人を抜かして一番の役得なのはハリソン・フォード演じるハン・ソロだろう。登場シーンの「我が家だ」はファンなら感涙ものだろうなぁ。

終盤のまさかの展開も構図込みで予感していたがやっぱり衝撃的だった…

といった具合でキャラクターの面はこれ以上ないくらい大満足!!

正直、公開前の情報でキャスト陣が公開されたとき、華ねーなーと思ってたけど、これ程終わってからキャラクター含めて大好きになるとは思わなかった!!

もう今ではこのキャラクターの次の活躍が1秒でも早く見たい!!

一方物語はキャラクターが旧三部作をなぞったように、砂漠、氷の土地、ジャングル、そして、怪しげなバーや宇宙など、旧三部作をなぞったような場面展開ながら、前述のキャラクターに推進力がある分、どんどん引き込まれる作りになってる。

この辺はJ・Jが旧作の脚本家、ローレンス・カスダンを引っ張ってきたのがデカイと思う。

旧作要素もあんま邪魔になってない、プラス新しい要素も好意的に受け止められる。

終盤の決戦はブチ上がること間違いなし!!!!!

というかわけで公開前の多分映画史上類を見ない程、デカイハードルをこれ以上ないくらいに飛び越えたJ・J!!

次作から総指揮に回って、次の2017年では「ルーパー」のライアン・ジョンソン監督にバトンタッチするんだけど、この新らしくも魅力的あるキャラクターたちの新たな幕開けから始まった物語をどうかどうか紡いでいって欲しいと思う。

でも、まずはこの地球の片隅で銀河を巡る一大サーガの幕開けをリアルタイムで見ることができたことに感謝したい!!ありがとう!!J・J!

フォースと共にあらんことを…

とりあえず、もっかい行ってきまーす!


追伸
カメオ出演でなんと新ボンドで同じにダニエル・クレイグがストームトルーパーとして出てるらしいんだけど、あれだよね?拘束シーンの奴だよね?
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