ホワイトハウス付き執事の
アフリカ系アメリカ人・セシルの視点で
アメリカの公民権運動から
黒人初の大統領就任までをたどる歴史映画。
個性派揃いの歴代の大統領を
皆虜にするセシルの仕事ぶりと人柄が素敵。
差別の描写は凄惨だけど
コメディや愛に溢れたシーンも多くて
感情が落ち込みすぎることなく
バランスを保って見れたのでよかった。
白人の大統領の元で働くセシルと
活動家、テロリストになってまでも
黒人差別に立ち向かった息子との
対比のストーリー展開が見応えがあった。
息子はセシルを
「白人に懐柔されている」と思っていたけど
セシルは2つの顔を持って
何十年も戦ってきていた。
同じ目的でも方法が理解できないと
対立してしまうことは辛かったけど
真っ向から対立する姿勢と
内側に入り込んで働きかける姿勢と
様々なアプローチがあったからこそ
今がある。
今も差別がなくなったとは言えないけど
変革を起こせることは
歴史で何度も証明しているから
絶えず声を上げること、働きかけることが
大事だと改めて気付かされました。
当時の音楽やファッションも素敵だった☺️