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アンダーテイカー 葬る男と4つの事件のLEGIONのレビュー・感想・評価

2.0
登場人物が葬儀屋であるという点が死を連想させる役割以外にあまり機能しておらず、設定が活かされたような物語にはなっていないように感じた。
人生に絶望し、自殺を考えながらも中々死ねない男性と生きたくても昏睡状態で必然的に死が間近の少年という対立的な構図でそれぞれの時間が流れていくのは面白かったが、自殺願望のある男性が他者に殺してもらおうとしている点には引っかかりを覚えてしまい、展開として不自然に感じた。少年は母親にとって仕事の活力で、母親の愛情や不安を抱く描写が多かった分、ラストがあっさりしているように感じた。
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