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自殺者1万人を救う戦いのシネマのネタバレレビュー・内容・結末

自殺者1万人を救う戦い(2012年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

日本の自殺についてのドキュメンタリー。
アイルランド人の監督の2012年作品
YouTube視聴。日本語字幕つき。

伊藤詩織さんの特殊清掃会社の密着ドキュメンタリーの後、自動的に再生が始まったので観た。

英語がペラペラな日本人が何人も登場し、メインで話す人は監督なのかな?と、誰?と思うほど名前が出てこず、表記は職業のみ。
中には何も出てこなくて、何者?となり疑問が残る人物も。
それと授業風景っぽい中での演説が、オーバーな感じがして残念。

それ以外は日本人にはない視点で纏められていて良かった。

特に電車飛び込みでいくら支払わなくてはいけないのか、そしてニュースでそれを伝えないのはどうしてなのか?と思っていた。
JRでは600万円とのこと。電車が止まると7000万円の損失になるそう。600万円は遺体処理の費用だそう。家族が払わなきゃいけないそうだから…。登場した人の友人の家族が支払った金額なので、知れた。ニュース等で公表しない理由は不明…。

東尋坊が自殺の名所になったのは文学の舞台になったからか…。

三島由紀夫が自殺を美化したけれども程遠かったとか、ハッキリ言えちゃうのは外国人だから…?三島由紀夫と一緒に写真に写っていた(友人の?)外国人もインタビューに答えていたけど、その前に写った写真のせいで頭に入ってこなかった。

自殺マニュアル本の存在は知っていたけど未読。他の本は先日偶然読み、例の本の著者だったのか!と驚いた。

日本人は死んで責任を取るという責任感が強すぎ!とのニュアンスの言葉が印象に残った。

あと、自殺に至る過程の説明が伝えられている宝塚の娘役の女性の転落死と重なり悲しくなった。
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