山田

インターステラーの山田のレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
3.0
私はこういう宇宙の話とかある星の1時間は地球での約7年みたいな仕組みで進む話が好きなんですけど、鑑賞前に期待値を高めてしまった事もあってちょっと肩透かし感がありました。感動はしたけど号泣まではしなかったなっていうくらいのほんの少しの肩透かし感。でも面白かった。

砂に侵食され、食糧難が進む地球。
エンジニアよりも農業が優先され、月面着陸など夢物語だったと教科書が改変になり、昔できていた治療ができなくなった世界。
クーパーは娘たち家族のために彼らが移住して住める星を探す探査者として地球を離れる。娘に絶対に戻ると約束をして。

「人を助けたい」よりも「どう遺伝子を残すか」って思考の人もいるし、愛に訴えたり孤独に耐えられなかったり、自分自身のために動いたり人間模様も様々で必ずしもみんなが足並み揃えて宇宙に旅立ったわけではないので、あんまり意見が合わず複雑な気分になった。
宇宙で聴く地球の音はなんと心地よいものか。虫の声や草木のさざめきで不安が少し和らぐような気がした。

カプセルに入って眠らされるのってどんな感じなんだろう。起床設定なしで眠ったら外側から誰かが開けてくれない限り起きれない。
夢は見るんだろうか?その夢は終わるんだろうか?目が覚めない時の意識はどこまであるんだろう。一度経験してみたいけど、眠りに落ちる瞬間は死と同等な気がして少し怖いと思った。
山田

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