EDDIE

マイティ・ソー ダーク・ワールドのEDDIEのレビュー・感想・評価

3.9
やはりソーが好き!ファンタジーチックな作風で他のアベンジャーズシリーズとは一線を画すものの、マイティ・ソーシリーズに対する愛着は最大級です。

いやぁ、ダークワールドって特に人気ないというか評価低い気がするんですよ。まぁ確かにジェーンにエーテルの力が宿るところとか唐突だったりもするし、ヴィランたちもイマイチ魅力に欠けるし。
でも、やはりそのソーとジェーンのカップル最高なのと、それを取り巻くオーディン、ロキ、フリッガ、ダーシー、エリックと魅力的なキャラが勢揃いで、シリーズを彩ってくれています。

本作の見所は個人的にはフリッガのアクションシーン。いや、お母さん動きのキレ半端ねーよ!と。その後すぐ殺されちゃうのはちょっと悲しさが押し寄せてくるんですが、この剣術シーンは意外性あってよかったですね。
で、あとは本作でロキの魅力を最大限に引き出していたこと。かっこよさではもちろんソーに軍配があがるんですが、キャラクターとしての魅力はロキが優ってますよね。あんな奴は父親じゃねー!「じゃあ私は母親じゃないの?」と問われたシーン。
迷いながらも「そうだ」と答えるわけですが、ロキは囚人。アズガルドの王政を握っている父母に対して、こんな俺でごめんな、恥ずかしいだろ?でも俺にも事情ってもんがあんだ。引けない理由があるんだよ。とでも言っているようで、檻の中での対話のシーンは特に心に残ります。

そして、ダークエルフの襲撃後、遂にソーとロキの兄弟結託。まだお互いに信用しきってないものの、1作目から観ているファンからすると胸熱な演出なわけですよ。
本作は最後の最後までロキにしてやられます。カースと相打ちで死亡したと思わせときながら、そうきたかー!というクライマックス。
最後まで欺かれる兄ソーが滑稽にも見えるほどでしたね。

とはいえ、やはりソーとジェーンの恋の行方も気になるところ。エンドクレジット後、再び地球に降り立ったソーですが、ソーが来たとわかった途端のジェーンの乙女な表情、いやナタリー・ポートマン素晴らしすぎでしょ。で、そのまま1作目を彷彿とさせる熱いキス!たまらんカップルですなぁ。

あとはやはり本作でも笑わせてくれたジェーンの父親代わり的存在のエリック。全裸でテレビに出てたり、作戦会議のブリーフ1丁と振る舞い方など、一つ一つの言動が面白すぎる。ロキが死んだことを知らされると「それはよかった!」「あ、いやお悔やみします」って言い直したりする素直な性格、まぁ精神病棟に入れられてたぐらいですからね。
ほかにもジェーンの友人ダーシーにもイアンというパートナーができて、もちろんソーとのやり取りも面白いんですが、唐突すぎるイアンとのキスとかロマンチック通り越して笑いますよ、あれは。

ということでマイティ・ソーシリーズ大好き人間のレビューでした。
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