EDDIE

LIFE!のEDDIEのレビュー・感想・評価

LIFE!(2013年製作の映画)
4.5
今日から新たな一歩を!新年スタートにピッタリな前向きになれる映画。妄想癖のある行動力のない主人公が成長していく様に心突き動かされる!

皆様、新年明けましておめでとうございます🌅今年も楽しくレビューをお届けして参りますので、宜しくお願い致します。
皆様のレビューも楽しみに、2020年も濃い映画LIFEを過ごせればと思います。

さて、本作いまさらかと思われるかもしれませんが、実は観たことありませんでした。Twitter界隈でも絶賛する人も多く、ただAmazon、Netflix、U-NEXTといずれも見放題に含まれていないので、後回しにしていました。
だけど、あらすじを読むと、これは新年1発目の映画としてピッタリなんじゃないかと思い、Amazonレンタルにて遂に鑑賞いたしました!

これは面白い!多分前向きに導いてくれる映画って沢山あると思うんです。
けど、本作は主役のベン・スティラーが40代後半(公開当時)で、しかも妄想ばかりして行動力がない。もうこんな年齢にまでなると、なかなか自分の行動を改めるなんて難しいと思うんです。
この作品はそんな中年男性であっても、一つの行動をきっかけに人生を好転させることができるっていうメッセージを含んでいて、大人にはかなり刺さる内容なんじゃないかなと。

本作は主人公ウォルターが長年務める雑誌の「LIFE」が廃刊することに。ラストを飾る雑誌の掲載用写真をフォトジャーナリストのショーン・オコンネル(ショーン・ペン)が編集部ウォルター宛に送ってくれていたわけですが、なんと表紙用の25番目のネガがない!さて、どうするウォルター!ってな感じですね。

前述したように前向きになれる作品としても素晴らしいんですけど、個人的には演出面に唸らされました。
妄想癖のあるウォルターの妄想シーンの映し方、これが絶妙。さっきまで普通に進んでいた場面から自然な流れで妄想シーンに突入。現実と虚構の狭間を見事に演出し、現実に戻されたときに「あ、なるほど、今のは妄想だったのか」と楽しませてもらえるんですよね。回想で妄想シーンに入るみたいなものはありがちですが、ここまで自然に入るのかと唸らざるを得ませんでした。
スケボーのシーンやヒゲ面のボス・テッドとの格闘シーンなど、アクション面も見どころ満載です!

25番目のネガを探すため、ショーンに会うために、妄想が減り、どんどん新たなことにチャレンジしていくウォルター。
あらゆる試練を攻略していった後に迎えるラストは込み上げてくるものがあります。

実は本レビューを書く前にあの場面をまた観たいと何度か見直して反芻しました。それぐらい観ていてワクワクするんですよね。これは定期的に観たいし、なんならBlu-ray買おうかなと思わせられるほどでした。

まぁショーンが余計なことしなければ、ウォルターはこんな苦労することはなかったわけですが、逆に考えるとそんなきっかけがないとウォルター自身は変わることもなかったんだと思います。
最初は出会い系サイトの気に入った女性に「SMILE(FacebookやInstagramでいういいね!みたいなもん)」さえ押すことができませんからね。そんだけ行動力に乏しかった中年男が最後には逞しくカッコよく見えるわけですから。
新年早々、いい映画を観ました。

※2020年自宅鑑賞1本目

2019年1月よりFilmarksを開始し、1年が経過しました。昨年は映画館鑑賞が212本でしたが、自宅鑑賞作品の数を把握できておりません(他アプリからの転載もあるため正確な数がわからないんです…)。
そのため2020年は映画館鑑賞と自宅鑑賞の記録も残していこうと思います。
それでは改めまして2020年も宜しくお願い致します🤲
EDDIE

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