Taka

ファントム 開戦前夜のTakaのレビュー・感想・評価

ファントム 開戦前夜(2012年製作の映画)
3.3
1968年 冷戦下のソ連。
老艦長デミトリ (エド・ハリス) は、古いディーゼル潜水艦での極秘任務を命ぜられる。
その潜水艦には2人の技術者と共に、謎の装置「ファントム」が積み込まれていた。
そして、アメリカへの先制核攻撃のカウントダウンが始まる…

という、実話ベースのポリティカル・サブマリン・スリラー。
後に、プロジェクト・アゾリアン または プロジェクト・ジェニファー と呼ばれた CIA による沈没したソ連潜水艦引き上げ作戦、の対象となった潜水艦が舞台。

かなり地味な出来上がりだし、「ファントム (原題も)」というタイトルで損をしているような。
また、敵の人数もさっぱり解らなかったり、艦長が絡んだ過去の事故の話も解りづらいし、緊迫の筈の潜水艦バトルでの操艦シーンも動きが解らず緊迫感が出ていないし。

けど、地味は地味なりに、サスペンスフルで見応え有り。
エド・ハリスの (いつも通りの) 存在感も立派だし、
ウィリアム・フィクトナー との軍人同士の信頼感と友情が熱い。
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