Tully

大統領の料理人のTullyのネタバレレビュー・内容・結末

大統領の料理人(2012年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

フランス大統領官邸史上唯一の女性料理人の話をもとにした映画。南極のフランス観測基地でシェフを務める現在の姿と、宮殿で大統領の料理人だった頃の姿が交互に描かれるのですが、基地での最後の夜のサプライズのお別れ会での観測員たちによる寸劇。これが、面白くもないし、盛り上がりもしない。この寸劇の様子もフレンチっぽい。笑いや感動のツボがフランス人って違うみたい。オーストラリア人のジャーナリストとの絡みも 「だから?」 って感じがする。話を作りすぎちゃうのも問題ありですが 「こんなことがありました」 というだけなら、無理に映画にしなくてもいいのでは? いやいや、まったくの嘘ではない実話ベース映画でも 「脚本や演出によってはこの話でもなんとかなったはずだ」 と私は思っちゃいますけどね。一番良かったのは何と言ってもはじめの方に出てきた美味しそうな料理の数々。この部分だけを繋げたクリップをみる方がよっぽど楽しめるかも、と思いました。
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