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地下室の怪のkokonamaのレビュー・感想・評価

地下室の怪(1966年製作の映画)
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(ストーリー)
少女は、螺旋階段を降り地下を目指す。奇妙な目で覗き込むようなおじいさんと床をモップで掃除するおばあさん。少女の目にはそれが何か異質なもののように感じられる。

地下の扉の前に黒猫がいる。ドアの向こうに行ったネコを追いかけると、暗闇が広がっている。真ん中の通路を恐る恐るライトで照らしながら、進むと両サイドで何かが喚いている。それは生き物というよりは無機物だった。

奥に着くと、おじいさんが木炭を砂風呂のように自分に覆い被せるようにして寝ている。おばあさんは、砂の塊に生卵を混ぜ合わせ、パンのようなものを作っている。両者に挟まれた少女は後退りする。

また暗い道を通らなければならない。それらに追いかけながらも部屋に逃げ込むことに成功する。その部屋にはジャガイモがあってテイクアウトしようとする少女。しかし、ジャガイモはバスケットからこぼれ落ちるように逃げていく。

やっとこさジャガイモを捕獲した少女は、入り口へと急ぐ。ドアを開け螺旋階段を上り始めようとしたその時、目の前にはネコが、、、。驚いた少女は、ジャガイモを落としてしまった。また、あの中に戻らなければならない。


物語は、少女視点のモノローグで進行していきます。子供のフィルターを通すことによって、大人の世界に異質さが生まれます。
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