主人公が音声マンだし、霊現象とフォーリーの組み合わせは面白そうだなと思ったけど、特にそれが活かされるわけではなかった。でも大分変わった物語で飽きない。
理不尽な何かが起こってるということ自体は感知できても、それがどのように起こっているのか、自分は何ができるのかが全くわからないという理不尽。
寒気を感じたとしても、背後を見ることはできないという極めて自然な現象が怖くなる。
ジュラルミンケースの音を聴くことができなかった時点で、役所広司の運命は決まっている。でもどうしようもなかったという理不尽。
テレビ制作だからか編集がザクザクしていて、その分全く腑に落ちないまま出来事が連なっていく様が不気味。
