すたんぐ

NAKED サバイバル・ゲームのすたんぐのレビュー・感想・評価

NAKED サバイバル・ゲーム(2008年製作の映画)
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原題:BACKWOODS(2008)
「クライモリ」や「テキサス・チェーンソー」からいろんな要素を拝借している上にテンポがそこまで悪くないので、それなりに楽しめました。会社の研修でペイント弾を撃ち合うゲーム(ペイントボール)をやっていた男女が森に住むカルト教団に拉致されるというものです。カルト教団はマザーと呼ばれる教祖らしきおばさん、森林保護官の格好をしているおじさん、プロレスラーのようなガタイを持つ男を中心に構成されているものの、そのほとんどがおっさん(モブ)なのでインパクトに欠ける(個性的なマスクをつけて凶器を持っているやつとか奇形食人鬼とかはいないので)という不満点はあるものの、命からがら逃げ出した男たちによる逆襲劇が展開。彼らが予想以上に強いので、アクション映画のような痛快さがあり、「田舎ホラー」というよりそっちの要素のほうが濃いです。ゴア描写も少ないし。しかし、亜流としては充分でしょう。有名どころは見尽くしたという方にはおすすめできます。というか、「クライモリ」シリーズ後半より明らかに面白いので…
序盤に怪しげなガソリンスタンドの売店に寄るのは鉄板ですね。森の中に佇む廃屋の雰囲気も良かったです。製作はRHI。

追記
ペイントボールで使っていたペイントガンや発煙手榴弾を使って戦うシーンもあって良かったです。サブタイトルが意外としっくりきている。
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