HAYATO

ドリーマーズのHAYATOのレビュー・感想・評価

ドリーマーズ(2003年製作の映画)
4.0
2024年65本目
『ラストエンペラー』のベルナルド・ベルトルッチ監督作
1人の青年と双子の姉弟の三角関係を描いた官能ドラマ
1968年、五月革命前夜のパリ。アメリカ人留学生・マシューは、美しい双子の姉弟・イザベルとテオに出会う。3人は映画という共通の趣味ですぐ打ち解け、姉弟の親が旅行で留守にしているアパートで、奇妙な共同生活を始める。
スコットランドの作家・ギルバート・アデアの同名小説を原作とする。
『小説家を見つけたら』のマイケル・ピット、『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』のエヴァ・グリーン、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のルイ・ガレルなどが出演。
大胆すぎる性描写が炸裂していることはあらかじめ知っていたので、たまたま1人になったタイミングでこっそり見た。
本作で映画デビューを飾り、のちに『007 カジノ・ロワイヤル』でボンドガールを務めたエヴァ・グリーンの妖艶さがものすごく際立っていて、そのあまりに美しいスタイルに目を奪われる。
映画のシーンを真似して、タイトルを当てる遊びに興じる姿からは、3人が心底映画を愛していることが伝わってきて微笑ましかった。
自分も雨が降った時についついショーシャンクしたくなっちゃうので、映画のシーンの真似事をしたくなる気持ちはよくわかる。
ヌーヴェルバーグ映画へのオマージュが散りばめられているけど、そのうちのほとんどは見たことない作品だったので、まだまだ勉強不足だなと思った。
今3人の輪に入って映画ゲームに参加したら100%完敗して脱がされるけど、いつか太刀打ちできるようになりたいものだ。
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