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ウォーム・ボディーズのtakaoriのレビュー・感想・評価

ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)
3.7
2024年94本目

イケメンな青年のゾンビが、生き残りの人間集団のリーダー的な美女と恋に落ち、ゾンビと人間との和解につながっていくというやや異色のゾンビコメディ。この映画では、ゾンビがなんと愛の力で人間に戻ることができ、ある種の病気のような一時的状態と扱われているのが面白い。
「ゾンビと人間の和解」というテーマは、ゾンビ映画が新自由主義社会における格差や分断の寓意であることをわかりやすくしている。映画冒頭で描かれるゾンビたちの姿は、生前からゾンビのような暮らしをしていたことをうかがわせる。
それにしても、ゾンビでも人間でも変わらないニコラス・ホルトのハンサムぶりがまぶしい。
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