イライラし始めたらまんまと術中にはまった
ということなのだろう。
背景と設定はともかく一場面が異様に長い！ 細かいカット割りとアングル変えで変化は持たせているのが救いだが、さして面白くもない日常的場面をこれでもかこれでもかと呆れるほど引き伸ばしやがる・・苦笑
だから肝心のメインストーリーである「初老の移民失業者がぼろ船を改造し船上レストランで開業」は絶対上手くいかないだろうと思いきや、それは裏ではなぜかとんとん拍子で進展していたようで、融資や各種許可を渋っていた銀行関係者や役人まで開業パーティーに招かれていたのだからこちらがビックリだよ・・再苦笑
そしてその大事過ぎる開業パーティーでまさかのバカ息子による大チョンボにはこちらのイライラもＭａｘ！！ 余程忍耐のある人間でもイラつきを堪えられた人は少ないだろう。笑
そんなわけで気分的に後味は最悪だが、映画手法としてこれはありだなと少しばかり感心。・・ったく・・とブチブチ燻る感情を別にすれば、理性的判断は決して悪くないという微妙且つ絶妙の映画でした。
4.1の四つ星
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