aaaakiko

もうひとりの息子のaaaakikoのレビュー・感想・評価

もうひとりの息子(2012年製作の映画)
3.9
赤ちゃんを取り違えられた、イスラエルとパレスチナのそれぞれの家族の話。最終的に息子たちの、自分のアイデンティティの話になっていきました。
ユダヤ教のラビが、ユダヤ教は生まれながらにしてなるもので、そうでない者は改宗が必要みたいなことを言ってて驚きましたが、よく考えれば国を持たなかった人たちが連帯するにはそういう考えになるしかないよなとやっとわかりました。

でもどちらもどの息子も、兄も妹も、両親に愛されている家族であり、アイデンティティ以前にそういうことが大切なのではとも思いました。誰かに無条件に愛され、信用されること。


(この後ネタバレします)





ネタバレしてしまうと、ハッピーエンドでした。
息子2人が仲良くなるのも良かったです。
「別の人生を歩めたかもしれないけど、僕はこの人生で成功してみせる」

そんなうまくいくわけないと言う人もいるかもしれないけど、わたしは良いなと思いました。
今のこの状況だとなおさら…。
aaaakiko

aaaakiko