shizuq

ジ、エクストリーム、スキヤキのshizuqのレビュー・感想・評価

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ピンポンコンビやっぱり好きだな〜
本作もそうだけど、窪塚洋介はどこか少年のような心を忘れずに持っている役がぴったりと合う。

会話のやり取りがゆるくて間がたっぷりあって、日曜の夜の眠気にはさすがに負けそうになった。でもゆるい中にも印象的な言葉があって、縁切っただろ、だから繋いだんだよのやり取りはあまりにも自然で、可笑しさの中にじんわりとしたものを感じた。

なかなかデボン紀から抜け出すことが出来なくたって、それほど大切なデボン紀があって、その時の友に会えるのは、いいな。生きていると前へ未来へという思考が強くなってしまうけれど、気づいたら結構疲れてる。だから立ち止まって、デボン紀を振り返るのも、いいなと思った。

ゆるさの中にも常に”死”がふわふわと漂っている作品だった。でもしんみりはしていなく、日常の中に溶け込むように死が描かれていたので好印象だった。結局、どんな非日常的な出来事も日常の中でしか起こり得ない。それを描いている作品は結構好きです。

24年: 22本目
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