kirito

変態家族 兄貴の嫁さんのkiritoのレビュー・感想・評価

変態家族 兄貴の嫁さん(1984年製作の映画)
4.1
【小津作品下ネタver】

朝からくっそワロタwwwww 最高!

最初の5分でこの映画好きなこと確信したし、監督及び俳優陣の小津愛がめっちゃ伝わってきて、もう控えめに言って最高。
しかも監督が周防正行だからね。これ。

なお、この映画は小津監督の作品を見たことない人はほぼ楽しめないので、その点はご注意ください。
あとピンク映画です。お子様がいる場所では見れません。

個人的に邦画で1番好きな監督で、もはや敬愛してるのが小津安二郎。
好きすぎて、彼の作品を見たくない位好き。この矛盾。
(理由:全部見終わっちゃったらもう初見の楽しみがないから)

例えば1番見られてそうな『東京物語』を例に出してみてもこの監督の作品って家族とか、夫婦を描くのに濡れ場シーンがないんですよね。

それを見事に作品にぶっ込んだのがこの映画。
それでいて、小津ワールドと両立してるのがすごすぎる。

笠智衆や原節子の台詞及び喋り方の間を風かおる、山地美貴、大杉漣らが忠実に再現!!
再現率98パーセントくらいのかなりの再現率の高さ!!

カメラも安心安全のローアングルの定点方式、加えて小物も揃えてる。
台詞も『お茶漬け』が出てきたりするからニヤリ( ̄▽ ̄)とすること間違いなし!!


※ちなみにエロ部分については…
初夜→初フェラ→束縛プレイ(すずらんテープ)→SMプレイ→飲尿となかなか後半はハードになっていくのでガチです。


そして後半最後の5分のあの台詞にはさすがに腹筋がもたなかった…www
これはネタバレ欄に!


完全な趣味映画ですけど、エロパロディとかの比じゃない完成度の高さでめちゃくちゃ好きでした。


2017.7.25
kirito

kirito