田所Hancock

恐怖と欲望の田所Hancockのレビュー・感想・評価

恐怖と欲望(1953年製作の映画)
4.0
スタンリー・キューブリック監督の劇場映画デビュー作
本人はこの作品を封印したいらしい(笑)
今回初鑑賞でまあ確かに封印したくなる理由も分かったけどそれほどひどくも無かった。

ストーリーもとても面白いと思います。
事故って敵陣に不時着しちゃった兵士4人が脱出を試みるって話なんだけど、冒頭の兵士たちの不安な心情や兵士同士で交差する気持ちが見事に"音„で表されています。
耳障りなまでの大音量な音楽とセリフは観ているこちらも不安にさせる。
(テレビの音量の問題かもしれない笑)
他にもキューブリックらしく人間の生々しさなどが描かれていてこの頃からキューブリックの世界観は完成されているなと思いました。

スタンリー・キューブリック監督ファンは必見の一本だと思います。

余談
HDリマスター版で観たからかめちゃくちゃ画質が綺麗でした。
田所Hancock

田所Hancock