にしても、これジャンル何なんだろうな。奇天烈な映画でも無いし、サスペンスでも無いし、アートでも無いし、ドラマものでも無い、、 随分とミステリアスで鬱っぽい映画。
【ネタバレしないあらすじ】
ホテルのエレベーターを降りるとそこは真っ暗。亡き妻を追い暗闇を進んでいく、、(サイレントヒル2?)
再投稿!! 随分と久しぶりに観て感想がだいぶ変わったので!
ゴズリング主演「ドライヴ」の監督としては多くの人に知られているニコラス・ウィンディング・レフン、NWR。今作の監督でもある。
レフン映画はとにかく淡々とした展開ながらも、観客の心に残る独特で奇抜な世界観ある映像が特徴的。
今作はメチャクチャ淡々としているくせに、奇抜な映像表現は抑えめ。ただ、世界観・雰囲気はバチバチに独特でミステリアス。
2年くらい前に初めて観たときは 期待はずれも良いところって感じだった。当時は確か、レフン監督だと「ドライヴ」や「ネオンデーモン」が好きで、本作の地味さはまさに予想外。
でも、改めて観てみると他の監督作と比べようが比べまいが普通にオモロイ映画なんだわ。というか自分好み 笑 決して人に勧められるようなものでも無い。
というか自分も基本的には、こういう地味でゆったりしててセリフが少ないタイプの映画って苦手になりやすい傾向あるんだけど、今作はメチャクチャ好きなんよな〜。
好きになる基準がよくわからないけど笑 でも好きな監督の映画だからって無条件に"好き!"って訳じゃない。
そんな監督はブライアン・デ・パルマとジョン・ウーぐらいしか居ませんっっ笑笑
いや、レフン監督映画も今んとこ全部好きだな、、笑 まあでも、無条件にって訳では決してないから笑
今作はとにかくミステリアス。セリフは無いし、色々な真相はハッキリする訳でもないし、カタはつかないし、、
結局この映画「FEAR X」は何だったんだ。何がFearで、何がエックス!なんだ。でも、それがこの映画の味なんよな、、
分かりそうなんだけど分からないぐらいのモヤモヤ感が良い。
若干の得体の知れなさが、程よく怖い。んでやっぱり、こういうヨーロッパっぽい鬱々とした暗い雰囲気って最高だわ。
そう、雰囲気が良い。雰囲気が。キャラクターが動いてるだけで旨味感じる。
そしてなにより、俳優の演技にメチャ深みがあるんで、雰囲気重視な演出も活きてる。
ん?いや、演出が良いから演技上手く見えるんか? 素人目だから良うわからんけど、まぁ良いもんは良い!ってことで笑笑