品川巻

間諜X27の品川巻のレビュー・感想・評価

間諜X27(1931年製作の映画)
4.9
俳優のビジュアルだけでその映画を贔屓しちゃうのは
・マレーネ・ディートリッヒ
・シャーリーズ・セロン
の2人だけだけど、
この映画はマレーネ様の美貌だけに留まらず、展開も終わり方も最高にかっこいい。。

同一人物が演じているとは思えないくらい笑顔も体型も所作もまるで別人で、1人2役史上、かなりの違い様。マレーネ様あんなに無邪気に笑えるんですね、、これはイチコロ(死語)

所々に入ってくる危機迫るピアノの演奏(スパイの任務に関わる)も、去り際に口紅とストッキングを直すのも、私の好きな"マレーネ要素"が詰め込まれているお得パック。

大佐のニタニタ笑顔が気色悪い。あの男だけは絶対に許さない。まあでも、完璧な女性があんな男に惹かれたことくらいでも人生が左右してしまうという、恋愛の無力さを描いたと思えば(ギリギリ)溜飲が下がる。
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