ちりぽり

朝食、昼食、そして夕食のちりぽりのレビュー・感想・評価

朝食、昼食、そして夕食(2010年製作の映画)
4.0
なんと味わい深い…🥰
人は、ただ生き延びるために食べるのではなく、食卓という舞台でドラマを繰り広げているのね。
しかも、毎回❗

この作品には、個食は出てきません。
どのシチュエーションも、誰かと一緒に食事をして、そこに図らずも瑞々しいドラマが生まれます。

せっかく料理しても待ちぼうけを食わされる男性もいたけれど、あのシーンさえも「個食」とはいえない。
明らかに、用意している食事を介して、お相手の気配が伝わってきます。

しかも飯テロではなくて、明らかに主役は食卓で生まれるドラマの方。
そのドラマの、なんと複雑で微妙な味わい❗
人生の味わいには、どんな高級レストランの味も敵いませんね。

「誰かと食べる」ということを、もっと大切にしたいと思ったのでした。
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