ちりぽり

哀れなるものたちのちりぽりのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.2
ビックリした。
何にって、露骨な性描写にも、エマ・ストーンの体当たりな演技にも、映像の多彩な表現にも。

遠慮がないというか、自由奔放というか、もうやりたいようにやりました‼️って感じ。

資金も潤沢にあったんだろうなあ。

でも下品な作品にならなかったのは、ちゃんとしたメッセージ性があったから。

印象に残る人物は、船上で出会う老婦人と、淫売宿の女主人。

ベラみたいに、ムリヤリ身体と脳の不調和から始まって融合していくわけではないけれど、彼女たちも長い年月を重ねるうちに不調和だらけの自分自身をなんとか融合させて出来上がってきたのだと思う。

お気に入りは、ダンスシーン。
あれは面白かった👏


長丁場であったろう撮影現場は、いったいどんなだったかと想像すると、めくるめく思い。
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