桃花

360の桃花のレビュー・感想・評価

360(2011年製作の映画)
5.0
シティ・オブ・ゴッドが気に入ったので同じ監督の映画として観た。
様々な立場や背景を抱える人物達の群像劇らしく場面や場所を示したり切り替えたりするのにワイプと分割ショットが多用されており、中でも気に入ったのはジュード・ロウが商談相手から電話で脅迫されるシーン。脅迫する側を大きく、脅迫される側を小さく撮り、途中からされる側の家族が挟まれるという二分割から三分割ショットという視覚的にとてもわかり易いショットだと思う。
アンソニー・ホプキンスが登場した時は謎の安心感があった。
なぜ日本で劇場公開されなかったのか不思議なくらいいい作品だった。
桃花

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