泣かないでお風呂

360の泣かないでお風呂のネタバレレビュー・内容・結末

360(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

佳作。群像劇は好きな質であるため前向きに鑑賞できたが、その中でもキャラクターと物語が良かった。
アンソニーホプキンスとブラジル彼女と性犯罪彼の場面。特に彼女に誘われて浴室で体濡らし、欲と対峙する彼は体に力の入る良いシーンだった。
アンソニーホプキンスの方がワンチャン狙っていたのかな。。。
娼婦の妹とギャングの運転手(貧乏な夢想家)の物語も好き。運転手の彼については第一印象悪って感じから、妹さんとの出会いでどんどん穏やかな人となりになっていく姿にやられてしまった。ギャングのリーダーが殺られる前のエレベーターのシーンも本当の姿が見えていた。妹さんも姉から離れることによって「人生を楽しむ」一歩を進んでいたように思える。
作中にもあった、神に背く行為を多くしていた物語だったが実際的でもあるのかなと思った。とにかく面白かったなぁ。

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