フリークスの写真で知られるNYのカメラマン、ダイアン・アーバスが写真家になったきっかけを幻想的に描いた作品。あくまでフィクション。
ダイアン・アーバスがフリークスたちに惹かれていく様子が描かれる。フリークスに会って彼女の人生が活気づいていく、その高揚感が伝わってきて一緒にワクワクした。
『美女と野獣』のような寓話的な描写で1/3まではすごい好きな表現だった〜！インテリアや多毛症の描写が完璧で、奇妙な世界観に引き込まれました。ニコール・キッドマンが美しすぎて現実離れしてるのもよかった。
ラストの方で下世話な不倫ものになってしまいガッカリ。ダンディでミステリアスな多毛症の男に彼女が惹かれるのは納得だったから、毛を剃った瞬間からロバート・ダウニーJrになって現実に戻ってしまったのが興醒めだった。最後までファンタジーであってほしい。
でも、真面目な夫が多毛症の男に負けじとヒゲモジャになっていくとこはツボでした。
これを観るとダイアン・アーバスの自伝的作品やドキュメンタリーがあればいいのにと思ってしまう。
✳︎のんchanありがとう✳︎
