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成功の甘き香りのkazu1961のレビュー・感想・評価

成功の甘き香り(1957年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-488
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-587

🖋ニューヨークの夜の陰影、不穏でシニカルな内容、この世界観にグッとハマりますね!!ショービジネス界の裏側を生きる、男たち、絶大な影響力を誇るコラムニスト、ハンセッカー(バート・ランカスター)のエゴイズムと彼に小判鮫のように喰いついて甘い汁を吸おうとするプレス・エージェント、シドニー(トニー・カーティス)を辛辣にニューヨークの夜の喧騒と共に描き出した作品。孤独というものを浮き彫りにした作品です。

🖋️ハリウッドの往年の大スター、トニー・カーティスとバート・ランカスターが豪華共演しているのだけでも見どころ。ランカスターの演技もさることながら、カーティスの渾身の演技に魅せられます。

🖋️特に長回しの緊迫したラストは圧巻!!とてもシニカルなフィルム・ノワールです。

🙂Story:(参考: ザ ・シネマ)
影響力絶大のコラムニスト、ハンセッカーはマスコミ業界で強大な権力を握っていた。野心を抱く若者シドニーは、彼からの表に出せない頼みごとを引き受けつつ、首尾よく出世する算段だった。だが、彼はハンセッカーが溺愛する妹スージーをジャズ・ミュージシャンのスティーブと破局させる工作に失敗してしまう。窮地に陥ったシドニーは人の道に外れた策略を計画し、起死回生を計ろうとするのだが…。

🔸Database🔸
・邦題 :『成功の甘き香り』
・原題 :『Sweet Smell of Success』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1957
・日本公開 : 1957/10/24
・上映時間 : 96分
・受賞 : ※※※
・監督 : アレクサンダー・マッケンドリック
・脚本 : アレクサンダー・マッケンドリック、アーネスト・レーマン、クリフォード・オデッツ
・原作 : アーネスト・レーマン
・撮影 : ジェームズ・ウォン・ハウ
・音楽 : エルマー・バーンスタイン
・出演 : トニー・カーティス 、バート・ランカスター 、スーザン・ハリソン 、マーティン・ミルナー

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
コスモポリタン誌に連載されたアーネスト・リーマンの小説からクリフォード・オデッツとアーネスト・リーマンが共同脚色し、「ハイ・アンド・ドラム」などの作品をイギリスで監督したアレクサンダー・マッケンドリックが初のハリウッド入りで描く、芸能界ーブロードウェイの暗黒面。撮影は「ピクニック」のジェームズ・ウォン・ホウ、音楽エルマー・バーンスタイン。主演は「OK牧場の決斗」のバート・ランカスター、「野望に燃える男」のトニー・カーティス、この映画がデェビュー作のスーザン・ハリソン、「OK牧場の決斗」のマーティ・ミルナー、「ながれ者」のバーバラ・ニコルズ。ほかにサム・レヴィーン、ジェフ・ドンネルなど。
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