冒頭から最高である。
あ〜クラシック映画だあ😆。といった印象。
「ありえねえ🤣」。


戦争映画というよりはラブコメ・ラブロマンスの雰囲気。

戦闘機の養成所の教官とその彼女、そしてその彼女と惹かれ合ってしまう若い候補生の三角関係。

教官のプレストンフォスターはクラシック映画の渋い俳優のイメージそのままでかっこよく、ヒロインのティアニーも美しくテクニカラーに映える🥰、候補生のジョンサットンも爽やかイケメンでよろし🙆‍♂️。


1942年。
兵士たち、これから兵士を目指す若人を鼓舞する映画であったのだろう。

ストレスなく気楽に楽しめた！
時代背景はしゃーない☺️。

ジャンルとしては訓練兵もので戦闘シーンはなし。プレストン・フォスターの操縦する飛行機が水浴びしているジーン・ティアニーの着替えを吹き飛ばし、代わりに自分のジャンプスーツを背面飛行で落としていくシーンの映画的荒唐無稽さが最高過ぎ。

中国系、イギリス兵、アメリカ人が混在する航空士学校が舞台だが、飛行する編隊の列の見事さ、行進する部隊の息の揃った動き、青と黄の練習機を並べたショット等、物量のコントロールが行き届いている。赤十字事務所のシーンではそれが活劇化され、三角関係を生み出す。あと、このシーンは『紅の豚』みたいだと思ったり。

ウェルマンは流石に上手いので男1女2作品の鉄則である男同士の関係を面白く演出している。
ジョン・サットンがプレストン・フォスターの部屋に赴いて恋敵になることを告げるシーン、二人の感情を丁寧な切り返しと光のコントロールで演出しているのがカッコいい。
勿論男たちを振り回すジーン・ティアニーの美しさも満点。

主演3人だけでなくモブの扱いも楽しい。
緩いパーティー会場のようになる赤十字事務所の多幸感は最高。