漫画描きのたまご

真夏の方程式の漫画描きのたまごのネタバレレビュー・内容・結末

真夏の方程式(2013年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ、前作映画視聴済み

湯川先生と恭平くんの絡みは良かった。
夏休みシーンの美しさ、恭平くんへの優しい振る舞いに萌えるし、最後の恭平くんが間接的に人を殺したと気づいたあとに寄り添って味方になろうと言葉をかけるシーンはめちゃくちゃ良いと思う。


良くない点として
犯人側の家族が1人も魅力的に見えない上に関係性は複雑なのが見ててしんどかった。
歩道橋まで追いかけて刺さないといけなかったかな?とか、無関係の子供巻き込んでの犯行とか。

庇い合う家族同士の犯行をテーマとして入れるのは良いかもだけど、もっと共感できる場所がいるんじゃないかと感じた。

胸糞要素が真夏の方程式の途中までの恭平くんとの爽やかな夏休みシーンと噛み合わせが悪いなぁと思う。


湯川先生との直接の関係性が薄いのも微妙。湯浅先生が解決しなきゃいけない説得力が足りないなと思う。ドラマ版のワクワクポイントの「実に面白い」っていう言葉って、素晴らしいよなと感じさせてくれる。

あと、吉高百合子があまり必要な脚本に感じなかったので、今回はヒロインとして要らないかなと感じた。


良くない点に関しては、前回の容疑者Xの献身では良く出来てる要素ばかりなので何でこうなった?って感じてしまった。

釈が足りなかったのかな…。たぶん原作は面白いのかもな…。