ジョンドゥ

そして父になるのジョンドゥのレビュー・感想・評価

そして父になる(2013年製作の映画)
4.0
私の家族は、血の繋がった母と、その母の再婚相手である義理の父だった。今でも私が真に腹の底か父と想える人は、この義理の父だけだ。
血縁者同士でも遺産の相続で骨肉の争いになる事は日常茶飯事。私の両親は血縁で結ばれた母と情で結ばれた父とで構成されていた為、あまり血縁という物に特別な価値を見出していない。
今は何でも確認出来るし、調べられる。他人との共通点も難なく見つけられる。だから、簡単に友達にもなれる。でも、逆に簡単に他人にもなれてしまう。
情報に振り回されやすい世の中になってしまった中で、改めて、情と向き合ういいきっかけを与えてくれる作品だと思います。

情報とは、情に報いると書きます。情報の信憑性は、情に由来するのではないでしょうか?

今一度、家族との向き合い方、人との付き合い方、見つめなおしてみませんか?